ベッドをどこへ置くか。
それは一人暮らしで家具のレイアウトを行う時の、最大の問題といっても過言ではありません。
ワンルームの狭い部屋だと、ベッドはすべての家具の位置へ影響します。
テキトーに決めると後で場所を変えたくなって、重たいベッドを頑張って移動するハメになったりしますよね。
一人暮らし歴10年の私なりに、ベッドの置き方の正解をどうすれば導けるのか、
考えてみました。
1.一般的なベッドの置き方
まさかこんなベッドの置き方をする人はいないですよね?
ダメな例として見たことがあるので、念のため載せてみました。
こんな配置にしたら、他の家具が置けなくなってしまいます…。
部屋の形は、この一般的な縦長1Kタイプで検討していきます。
都内だとかなり多い形だと思います。
ⅰ.長辺パターン
部屋の長辺に合わせるパターンです。
ごく一般的な配置ですね。
右に寄せる人もいるかもしれませんが、
ドアの位置を考えると左に寄せる人が多いかな?
この配置のメリットは、部屋の動線を確保しやすいこと。
これならクローゼットもバルコニーも使いやすいですよね。
デメリットは、残るスペースが長方形になりやや使いづらいことです。
ⅱ.短辺パターン
部屋の短辺に合わせたパターン。
部屋を広く使うために工夫したパターンといえます。
スペースというのは正方形に近い方が広く使うことができます。
(長細い2畳より正方形の2畳の方が便利ですよね。)
なので、この形のメリットは残るスペースが正方形に近く、使いやすいこと。
デメリットは部屋の動線が悪く、特にバルコニーへ行くのが大変なことです。
2.理想的なベッドの配置
それでは、私が考える理想的なベッドの配置はどうかというと以下になります。
「一番普通のパターンじゃねえか!」
すいません、そうなんです…
私は一番よくあるパターンが、最も理想的な配置だと思っています。
Bパターンは私もやってみたことがあるのですが、致命的な欠点があるのです。
動線を塞がないことが最も大事
ベッドを置く時のポイントはいくつかあるのですが、私はその中で部屋の動線を塞がないことが最も大事だと考えています。
動線を塞ぐといろんなことが微妙に、面倒くさくなります。
そして、そのちょっとした面倒くささで、
掃除しなくなったり、洗濯する頻度が下がったり、
衣類を畳まなくなったりすることが無意識に増えるんです。
ベッド以外の置きたい家具は何か
ベッドの位置が決まったら、次にどんな家具家電を置きたいでしょうか?
やはりテレビでしょうか、それとも意外と空気清浄機とか。
棚も欲しいですよね。本棚が必要かもしれません。
ベッド以外のこれらの家具には共通点があります。
それは奥行きのない(比較的)薄い家具であること、
そして、普通は壁際に寄せて使う家具だってことです。
ベッドを左側に寄せると右側に広大な壁際スペースができます。
テレビでも棚でもかなり置きやすいです。
ただ唯一テーブルだけは、このポイントに当てはまりません。
できれば部屋の真ん中に置きたいですよね。
ここは個人での工夫のしどころだと思います。
3.まとめ:動線を確保しつつ置きたい物を置く
一つの完成形として、このような配置はどうでしょうか。
テーブルも配置してみました。
テーブルが動線を塞いでしまっていますが 僅かに隙間はありますし、折りたたみ式をイメージしていますので使わない時は畳めば、実際にはそれほど不便ではないと思います。
他の案としては、ベッドをクローゼットギリギリまで寄せて、空いたスペースに棚を置いてその上にテレビを置くというような形にすれば もっと自由度が広がるかもしれません。
正解は人によって変わってくると思います。
そもそもテレビは要らないという方も多いでしょう。
どれぐらいの時間家にいるか、アウトドア派かインドア派によっても変わってきますね。
ぜひあなたの生活にあった、使いやすくて居心地の良い部屋を作ってみて下さい。