囲碁のルール、わかりますか?
知らない方が多いのではないでしょうか。
オセロや将棋に比べると少しルールが複雑なため、馴染みのない方が多いように思います。
でも考えてみて下さい。囲碁のコマは、白と黒の二種類の石だけです。
将棋やチェスのように多くの種類があるわけではありません。
二種類の石が複雑にすら見える、無限の世界を作っているわけです。
私が囲碁のルールを覚えたのは、ヒカルの碁がきっかけでした。
囲碁は一時期はブームにもなりましたが、今だってもっと流行ってもいいと思います。
囲碁にはさまざま効能があると言われているからです。
1.囲碁は広い視野を与えてくれる
Michel got his goban and stones / nachof
囲碁における良い手というのは、 「下辺を防御しつつ、右辺にプレッシャーをかけつつ、後半の上辺への展開もにらんでいる」
みたいな、一手に複数の意味がある効率の良い手です。
(私も初心者なので間違ってたらごめんなさい。)
そのため囲碁は広い盤面の全体を見て、次の一手を考える必要があります。
「相手の弱い石があるから攻めよう」だけでなくて、「相手の弱い石があるけど、自分の弱い石もあるから、相手を牽制しつつ防御も固めなくては」 と考える必要があるわけです。
囲碁を覚えると、仕事や実生活でも視野が広くなると言われています。
経営者には囲碁を打つ方が多い、という話もよく耳にしますね。
2.囲碁マンガがより深く読めるようになる
一時期囲碁ブームを巻き起こした「ヒカルの碁」読んだことありますか?
人気のあるマンガでしたが、囲碁のルールがわからないまま、なんとなく読んでいた方も多いのではないでしょうか?
囲碁を学べば、あの場面のあの一手にはこんな意味があったのかと、 今よりもっと共感できるようになるはずです。
ヒカルの碁は名言の多いマンガとしても有名です。
社会人になってから読み返してみることで、得ることができるものもあると思います。
「私は 成長のペースは人それぞれだと常々思っています。人生遠回りは悪くない」
完全に脇キャラの篠田院生師範のセリフですが、これはよく覚えてますね。
3.囲碁はボケ防止に効果的
世界的に認知症の方が急増しているそうです。
各国で高齢化が進んでいることが原因とのこと。
人間の脳は、左脳で計算や暗記、右脳で空間認識を行っていると言われています。
左脳右脳をバランスよく使うことが大切なのですが、左脳に偏っている人が多いそうです。
そして、このバランスが崩れていることがボケる原因の一つと言われています。
囲碁は右脳を使うゲームです。
特に序盤から中盤は、計算能力よりも空間認識能力を使う必要があります。
これはチェスや将棋に比べて、囲碁は強いコンピュータがなかなか出てこないことからもわかります。
あなたの両親が認知症になったらどうしますか?
両親の介護は大切なことです。
でもその日が来るのは一日でも遅いほうがよいと思います。
年末年始は囲碁のルールを教えながら、親子で対局してみてはいかがでしょうか?
囲碁を始めると、視野が広がります。
あなたのものの見方が徐々に変わるはずです。
仕事も含め、人生がうまくいってないという方は、囲碁を始めることが良いきっかけになるかもしれませんよ。
※この記事を書いた日の情熱大陸は、女流囲碁棋士「謝依旻(シェイ・イミン)」さんでした。
趣味はヒップホップダンスの当時24歳。でも女流タイトルを総なめにした最強女流棋士です。
引き続きご活躍中ですので過去の放送回ですが、是非どこかでご覧下さい。
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