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読書人にとって電子書籍はメインにはなり得ない。電子と紙の使い分け方。

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読書人にとって電子書籍はメインにはなり得ない。電子と紙の使い分け方。
photo by Zhao !By: Zhao !

若い方や流行に敏感な方以外にも、電子書籍が利用されるようになってきました。
身の回りでも電子書籍を利用している方が、数多くいるのではないでしょうか。 

もちろん私も電子書籍を利用しています。
しかし場合によっては、「やっぱり紙の本で買えばよかった…」と電子書籍のデメリットを感じるときがあります。
電子書籍は紙書籍にとって代わるものではありません。あくまでも読む本の一部を補ってくれるツールだと私は思います。
電子書籍には紙書籍との使い分けが必要なのです。 

一つの基準として、メジャーな本ほど紙書籍で買うべきであり、マイナーな本ほど電子書籍で買うべきである、と私は考えています。 

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1.電子書籍の致命的なデメリット

電子書籍の最大のデメリットは、他人に渡せないことだと考えています。

電子書籍で読んでみて面白かった本を、友達にオススメしたい読んで欲しい、と思っても友達には買ってもらうしかありません。
買うとなるとお金がかかってハードルが上がるので、なかなか読んでもらえないと思います。

特にマンガは自分が面白かったものを人と貸し借りするのは、代表的な楽しみ方の一つです。
貸し借りができないのでは、マンガを読むことの魅力が半減してしまうと言っても過言ではないでしょう。 

貸してあげることだけを考えれば電子書籍で読んでみて、面白かったら紙書籍で買うというのもありです。
しかしこれではお金が二重にかかってしまいます。それなら最初から紙書籍で買った方がいいです。 

2.メジャーな本を紙書籍で買うメリット 

左ききのエレン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

メジャーな本には、紙書籍で買うべきメリットが複数あります。 

ⅰ.中古本が入手しやすい

メジャーな本であれば、ブックオフやメルカリでも手に入る可能性が高いです。
古本で買えば購入価格をかなり抑えることができます。

電子書籍もクーポンや割引などで新品の紙書籍に比べれば安いのですが、古本には敵いません。

ⅱ.売りやすい

メジャーな本であれば、メルカリ等のフリマアプリで売りやすいです。
例え古本で購入したものだとしても、全巻揃った人気マンガなどであればすぐに買い手がつきます。

古本で買って処分する時も売れれば最高ですね。

ⅲ.貸し借りの需要が見込める

例えばあなたがワンピースを読みたくて買うとします。
この場合あなたの周り(兄弟や友達)にワンピースを持っている人間はいないのでしょう。
いれば買わずに借りるはずです。

この状況であなたがワンピースを全巻揃えれば、まわりの人間が貸して欲しいと言ってくる確率はかなり高いと推測できます。
また、貸し借りに限らず、もし本を売る以外の方法で手放したい時にもらってくれる人が見つかりやすいとも言えます。  

3.マイナーな本を電子書籍で買うメリット 

マイナーな本は電子書籍で買ってもデメリットを受けづらいです。それがマイナーな本を電子書籍で買うメリットになります。 

ⅰ.貸し借りの需要がない

マイナーな本であれば、貸して欲しいという人はあまりいないでしょう。
貸してあげたいけど、電子書籍だからムリ、ということもないと思います。 

ⅱ.電子で買うのが最安値

マイナーな本を古本屋で探すのは至難のワザです。
中古で買えないとなると、電子書籍で購入するのが一番安い購入方法となります。 

電子書籍で買うデメリットを受けづらいのであれば、電子書籍で購入すべきです。
本棚のスペースが節約できるといった、メリットのみを受けることができます。 

4.まとめ

今の世の中はいろいろなものを人とリユースしたり、シェアする世の中です。
電子書籍で買ったせいで人とシェアできずに困っている方は、多いと思います。
メジャーな本は紙で買って、マイナーな本は電子で買う、これで大概は上手くいきます。