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「あの人の会社からの評価が低いのはなぜ?」評価の不公平さに対する個人的な考察

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「あの人の会社からの評価が低いのはなぜ?」評価の不公平さに対する個人的な考察

会社に入るとだいたい半年に一度評価があります。
そして、その結果によってボーナスの金額が変わったり、その後の毎月の給与金額が増減するのです。

私は会社の評価にイマイチ納得がいきませんでした。
自分への評価ではなく、周りの人への評価にです。

「あの人めっちゃ頑張ってたのにD評価だな…」
「あの若手A評価だけど特別頑張っていたわけではなくて、大成功したPJに偶然いただけじゃないか?」

大幅に間違っているとは言いませんが、もっと正確に評価できるのではないかと思いました。
頑張って会社に貢献した人をきちんと評価する、それができないとその人は会社を辞めてしまうのではないかと心配でした。

ずっとモヤモヤしていたのですが、
三十代後半になって自分の中では一つ結論が出ました。
会社という組織は、正確に社員を評価することを諦めているのです。

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1.大半の企業は正確に評価することを諦めている

そう考えるといろいろと辻褄が合う気がします。
現在ほとんどの会社では評価は、自己評価を中心にして行われます。

自己評価では、まずは自分で自分を評価します。
今期はこれを頑張った、これはうまくいかなかったを自分で記載、そこに上司がこれは確かにそう、これは違うんじゃないかと吟味して最終的な評価を確定します。

なぜこのような方式を採用するかといえば、人を評価するということが実はとても大変なことだからだと私は思います。
社員が1000人いる会社で今期その人が何をやってどんな貢献をしたのか、第三者が隅々まで評価しようとすると莫大な労力がかかりますし、しかも評価の時期は決まっていますので短期間で結論を出す必要があります。
直属の上司だけではとても手が足りませんし、そのためだけにさらに200人ぐらい必要になるのではないでしょうか。

だから自己評価を導入して、短期間で大勢の社員の評価をできるようにしているし、
そして自己評価を導入している時点で、その会社は正確に個人を評価することを諦めているのです。
自己評価は各個人に依存した評価方法であり、極端に言えば一番会社に貢献した人だって、その人が評価してくれと声をあげなければ評価されない仕組みなのですから。

2.まとめ

上記はあくまで私一個人の意見ですが、
そう考えるようになってから、他人への評価が少々間違っていても気にならなくなりました。

・現代社会の企業(特に大企業)に対して社員一人一人への正確な評価を求めることはそもそも無理がある。
・より正確に評価してもらうには、自分のやったこと、評価してほしいポイントを余すことなく会社へ伝える必要がある。
と私は考えます。