ゼロシム(0SIM)ってご存知ですか?
いろいろと制約はありますが、その名の通り0円で使えるSIMのことです。
初登場時は雑誌の付録だったため結構ニュースになりました、そのおかげで覚えている方も多いかもしれませんね。
0SIMがこの世に出てから、それなりに時間が立ちました。
2018年現在どのくらいの人が使っているのかというと…、けっこう少ないみたいです。
ダメなSIM、使えないSIMと世間から評価されてしまっています。
でも基本使用料が0円というのは、なかなか魅力的に思えます。
たまにちょこっとだけ使いたいなら、使い道がある気がしますよね。
本当に使えないSIMなのか、自分で確認してみることにしました!
1.いろいろな場所で速度計測
ダメなSIMというレッテルを貼られた一番の理由は、速度の遅さが原因のようです。
ということで、まずはどのくらいの速度なのかを測ってみます。
モバイルルーターに挿して、そのWiFiにスマホで接続して計測してみました。
(ゼロSIMが無料なのは月500MBまでなので、モバイルルーターを使う際は使用データ量がわかるものが良いです。
FREETELのARIA2、今日分と今月合計のデータ量が表示されます。何より安いからオススメです。)
自宅にて
確かに速くはありませんが、そこまでヒドイわけではないです。
基本タダなのを考えれば、悪くないな数字かなと思います。
何回か測り直してみましたが、時間帯によってもけっこうムラがありました。
(速度計測は、Googleのインターネット速度テストを使用します。)
品川駅にて
これはヒドイ(汗)。
60Kbpsなので、格安SIMの低速モードより遅いです。
ここまで遅いと確かに実用性はありません。
ゴミSIMと呼ばれる理由はこのあたりにある気がしますね。
神谷町駅のスタバにて
さっきはよりは少しマシですが、まだ遅いです。
日本橋駅にて
ここでは速い数値が出ました。
理由はよくわからないです。
2Mbps以上出てる所は見たことがないので、このぐらいがゼロSIMとしての最高速度なのかと思います。
2.計測結果のまとめ
確かなのは、ゼロSIMは場所や時間によって速度にかなりムラがあるということです。
遅い時は、使い物にならないぐらいに遅くなります。
しかし、常に遅いわけでもありません。
以下は推測ですが、人が集まる地域だと遅いように思います。
そういう地域ではわざと速度が出ないように、調整しているのかもしれません。
また一般的に格安SIMの速度が低下すると言われている時間帯、夕方~深夜も遅くなるように感じました。
3.ゼロSIMは使えないSIMか
自分で使ってみて、世間の評価が低い理由はよくわかりました。
でも、まだ使い道はあると私は考えています。
例えば旅行時だけ、WiFiのない古い温泉宿で使ってみるとか。
ゼロSIMが完全に無料なのは月500MBまでなのでハードな使い方はできませんが、その一日だけで500MB使えると考えれば結構いろいろできるはずです。
速度がちゃんと出るかという問題は残りますが。
(OCN モバイル ONEのような、追加料金で一日使い放題にできるSIMを使っている方はそっちの方が便利かもしれません。)
実際に甲府の温泉旅館で使ってみたところ、これぐらいでした。
速いとは言えませんが、何もないよりはだいぶマシでした。
結局一日で1GB以上使いました。無料分を大幅に超えましたね。
ゼロSIMは、私にとってはまだしばらく使い道のあるSIMになりそうです。