2020年4月に人生で初めての転職をしました。
初めての転職なのでわからないことだらけ。大変でした。
そんな中で、一つだけ手続きを失敗してしまったことがあります。
前職で加入していた企業型確定拠出年金(企業型DC)についてです。
1.手続きしないでいたら自動移管された
私がした失敗は2つ。
・移管手続きを忘れて放置していた
・転職先の企業型DCにも加入しなかった
私も離職の手続きを行い始めた時には意識していたのですが、新しい会社へ転職した直後は何かと忙しくなりがちです。
業務上でも新しく理解しないといけないことが非常に多いですし、
さらにこの時期は日本に新型コロナが広がり始めたころで、転職先の会社もかなりバタバタしていました。
そんな中で移管手続きを忘れたまま、移管期限の6ヶ月が経過してしまったのでした。
転職などによる資格喪失後、6ヶ月移管しないでいると、
こんなかんじの書類が来て、国民年金基金連合会へ年金資産が自動移管されます。
自動移管された時点で手数料が引かれるし、このままにしておくと毎月別途手数料がかかる&定年後も引き出せないので悪いことばかりです。
こうして私はうっかり90万円のお金を失うことになったのでした。
2.自動移管されたお金を取り戻す方法
時間がない方のために結論から。
私がお金を取り戻すためにやったことは
「転職先で新しく企業型確定拠出年金に加入した」
これだけです。なぜこれだけ解決したのか説明します。
明記されている資料がほとんどないのですが、
「自動移管者が新たに企業型DCに加入した場合、国民年金基金連合会へ自動移管された年金資産を本人の申し出がなくとも新しい企業型DCへ移管する」制度が今はあるのです。
この制度に気づいて私が転職先の企業型DCに加入したのは2021年の9月になってしまったのですが、
12月ごろには自動移管されていた年金資産が戻ってきました。
なんとか私は無事90万円を取り戻すことができました。
でも転職後すぐに新しい企業型DCへ加入して再開していれば、勝手に引き継がれたはずなんですよね。
自ら落とし穴へ飛び込んでしまったようです…。
上記制度は氏名や住所、基礎年金番号などを元に名寄せしているらしく
100%確実に新しい企業型DCへ移管されるというわけではないようです。
しかし、
・自動移管されてどうすれば良いかわからず放置している方
・調べて手続きしている時間がないという方
は、まずは一番かんたんな方法として、試してみる価値があると思います。