すべてのお金を銀行の普通預金に預けたままにしておくというのは、とても勿体ないことです。
リスクを極力取りたくないにしても、定期預金ぐらいは使ってみるのが良いと思います。
(普通預金に全額預けておくのは、急激に円安になった場合などを考えればリスクが高いという考え方もできます。)
過去記事でも書きましたが、銀行の普通預金にすべてのお金を預けるというのは、銀行員の財布に寄付しているようなものです。
銀行の普通預金の金利がなぜあんなに低いかと言えば、
銀行は我々の預けたお金で国債を買って利益を出す ⇒ 銀行員がほぼ全て給料として受け取る ⇒ 微妙な残りの金額をかろうじて預金者に渡す
という構造になっているからです。
この真ん中のステップが不要なんですよね。
「銀行に預けないで自分で国債を買ってみるとどれくらいお得なのか」ということについて、検討してみたいと思います。
1.自分で直接国債を買ってみる。
「個人向け国債 変動10年」は金利が0.16%でした。(2022/09/19更新)
定期預金と比べると、メガバンクの10年定期で、0.002%。ネット銀行の5年定期で、0.02%です。
やっぱり自分で国債を買った方が金利は高くなります。
償還が10年後なのはちょっとハードルが高いと思う方もいるかもしれません。
2.投資信託を通して、国債を買ってみる。
投資信託の「ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)」を通して、国債に投資した場合について考えます。
この投資信託の本日の基準価額は8,527円です。(2022/09/19更新)
最近の分配金は毎月20円で安定しています。年間で240円と仮定します。
金利として考えると、2.8%です。
高いですね。
なぜこんなに高いかというと、主に20年国債を組入れているからのようです。
投資信託だと好きなときに売買できるので、直接購入するよりは安心です。
でも基準価額の低下により、元本割れのリスクもあります。
(2022/09現在、特にパフォーマンスが悪くなっているように見えます。)
どちらの方法も、何かしらのリスクはあります。
しかし、一部のお金であれば、これらを利用してみるのはありではないでしょうか?
買うかどうかは別として、そういう選択肢があることを知っておくことは大切だと思います。
投資は、ご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願い申し上げます。