楽天モバイルの欠点といえば、エリアが狭いこと/節約モードがないことだと思います。
節約モードがないのは、ahamoなどのライバル会社のプランでも言えることではあるのですが。
楽天モバイル を使ったことがあるでしょうか?3GB以内の通信量に抑えれば、なんと通話付きプランでも月額980円(税別)。
格安SIMみたいなお値段ですが、通信速度はエリア内ならしっかり出ます。(私の自宅で50Mbpsくらい。)
回線エリアの範囲は3大キャリアに負けますが、田舎でなければほぼ繋がります。
一応5Gにも対応。
そんな回線エリア以外に弱点のない楽天モバイルですが、1つだけ気になるのが節約モード(低速モード)がないことです。
(ちなみに…「データ高速モード」というボタンをOFFにできるのですが、あれで低速になるのはパートナー回線だけです。)
1.楽天モバイルにこそ節約モードが必要
楽天モバイルを選択する理由は、基本的に安さにあります。
3GBまでなら980円、20GB以上使っても2980円。
普段の安さと、いざという時には手続きなく定額で無制限で使える、これが楽天モバイルの魅力です。
私の通信量も、コロナ禍で家にいる時間が増えたこともあり、月3GB前後ぐらいです。
3GB以内に収まれば1000円ちょっとで済みます。
そして、だからこそ節約モードが欲しいのです!
2.9GBだと980円なのに、3.1GBだと1980円になってしまいます。
この差はとても大きいと思いませんか?
楽天モバイルには節約モードがないので、毎月28日あたりに2.9GBになっていることに気づいてもできることは何もありません。
常にWiFiのある場所から離れない、モバイルデータ通信をOFFにするなどすればそれ以上通信量が増える事はないですが、どちらもあまり現実的ではないでしょう。
2.格安SIMを低速モードと見なして使う
ⅰ.どの格安SIMを選択するか
そこで一番安い格安SIMとのデュアルSIMを試してみることにしました。
選んだのはロケットモバイルの神プランです。
価格.COMで見ても料金固定プランの中でも最も安いため、間違いないはず。
ロケットモバイルのサイトからSIMを申し込み、使用しているPixel5だと楽天モバイルをesimにしないとデュアルSIMにできないのでそれも実施。
デュアルSIMにしてみた結果ですが、無事に楽天モバイルでの通信量を3GB以内に抑えることができるようになりました。
(間違ってRakutenLinkを使わずに電話したせいで通話料が少し余計にかかっていますが、お気になさらず。)
ⅱ.どれくらいお得になるのか
ロケットモバイルを新たに契約することで、初期費用や月額費用が発生します。
本当に得なのか、どれくらい得なのかを計算してみました。
およそ5ヶ月で併用した方が安くなってきます。
前提
・楽天モバイルのデータ使用量が毎月ギリギリ3GBを超えてしまい、税込み2178円かかってしまった。
楽天モバイル単体の場合
2178円(毎月3GBを超えた) × 5ヶ月 = 10890円
楽天モバイル/ロケットモバイル併用の場合
楽天モバイル分
1078円(毎月3GB以内に収まった) × 5ヶ月 = 5390円
ロケットモバイル分
初期費用 3740円
328円 × 5ヶ月 = 1640円
5390円 + 3740円 + 1640円 = 10770円
6ヶ月目以降は、毎月700円ほど併用の方がお得です。
1年後にはその差は5000円にもなります。
3.併用で使うその他のメリット
楽天モバイル は併用で使うことで他にもメリットがあります。それはもう一つの弱点、通信エリアの狭さを補えることです。
楽天モバイルをもう1年以上使用していますが、通信エリアで困ることはそこまで多くはありません。
レアケースではあるのですが、発生したときはどうしようもないのでとても困ります。
私が一番困ることが多いのは、屋内の奥まったところの飲食店でバーコード決済を使いたい時です。
楽天モバイルは使用している電波の関係上、屋内の通信に弱いと言われています。
楽天モバイルとしても工夫して、それを補う機器を入れているようですが、すべての場所を補えるわけではありません。
なので、大きなショッピングモールのスシローでPayPayを使おうと思ったら、全然通信できなくて支払いができない、みたいな場面が発生するわけです。
SIMを併用しているとこういう時とても便利です。
バーコード決済ぐらいなら200kbpsでも全然問題ありません。
4.まとめ
もし使い勝手が悪くてムダになっても話のネタになるかなと思い、楽天モバイル/ロケットモバイルの併用を始めましたが、使ってみると便利で今はもう元に戻すことは考えられないです。
しかも、こっちの方が安い。
もし私と同じように楽天モバイルの通信量が毎月3GBをギリギリ超えてしまうという方がいれば、
ぜひロケットモバイルとの併用を検討してみていただければと思います。